☆感謝☆ 1周年を迎えました

こんにちは。
とうとう冬将軍の到来ですね。
足元は見事なまでに黄金の絨毯です。

そういえば語源にもなっているコサックがロシアで復権しつつあるとか。
ここはコサック・ダンスでもしながら寒さを吹き飛ばしていきたいものです。

思えば、「ありがとうの種」として開業届を出したのも昨年の今頃でした。
正確には12月1日です。あっという間の1年でした。

12月27日にはカフェ事業の−Social Café−Sign with Meが一周年を迎えます。
ここまで来られたのもひとえに皆様の支えがあってこそです。

1年前はろう者として当事者問題解決のために起業する、しかもカフェ事業ということで周囲は冷ややかでその空気の中で起業していくというのは非常に困難を極めました。

これまで障害者というくくりの中で当事者が問題解決に向けて「こういうことをしたい」と声をあげても周囲の「できません」の一言で極端な話、すべて終わってしまいました。

良くも悪くも「事前調整」というか、前もって根回ししないと問題解決に向けた事業展開は出来ないという空気が支配的です。

この風潮もあって同じ仲間たちも「できない」と自ら可能性を閉ざす傾向にありました。

たまたま私は人より天邪鬼だったのでしょう。
「とにかくやってみる」やった後に問題が生じれば、その都度解決していけばいいという、思えば迷惑も甚だしい思考パターンでした。実際、家族には迷惑かけました。

でもこの「事後調整」思考がなければ起業出来なかったと思っています。

確か、インドの格言に「人は生まれながらに迷惑をかけるもの。だからその分、人の役に立つことをしなさい」というようなものがありました。

この格言に出会ったのは起業後だったのですが、まさに的を得ていると改めてそう思います。

これからも存在する限り周りに迷惑をかけていくかもしれません。でもその分、倍にして社会に価値を還元できる組織にしていきたいと思います。

この一年、温かく見守っていただき、誠にありがとうございました。
そしてこれからの一年、どうぞよろしくお願いいたします。

表紙デザイン公開!

こんにちは!

今日は一段と寒いですね。
西の方では寒冷前線の影響で竜巻や雹が降ったりと大変だったとか。被害がないことを祈るばかりです。皆様もくれぐれもご自愛ください。

先日、これまでに取り組んだ軌跡が書籍となって出版する旨を告知しましたが、この度表紙デザインが決まりましたのでご愛読頂いている諸兄の方々にここでお知らせします!

バーーン!!

学研教育出版が社運を賭して社会に問う、業界戦慄の逸品?ですw

ご購入をご検討の奇特な方、Amazonでも予約開始しました!


【Sign with Me -店内は手話が公用語-】
定価:1365円(税込)
ISBN:978-4-05-405457-8
版型:四六判/176ページ
http://www.amazon.co.jp/dp/4054054579/


 12月11日(火)以降は−Social Café−Sign with Meでも販売予定です。
乞うご期待を。

本のタイトルは【Sign with Me(サインウィズミー)】

皆様、こんばんは!
ちょっと、、どころかビッグニュースです。

ついに「無重力」という貴重な体験をしてしまいました!

その貴重な体験をしたのは、ありがとうの種(−Social Café−Sign with Me)起業を中心とした半自伝的な本が12月11日(火)発売と知らされた時です。

実は、連日の夜なべで原稿とにらめっこしたのがつい最近なのですが、赤入れを終えて出版社に戻した時はまさに「あしたのジョー」気分で、周囲から心配されました。

もちろん私ひとりではなく、色々な方々のお力を借りながら精魂傾けて書き上げた大?著作です。それだけに発売日が正式決定された知らせを聞いた時はちょっと足がふわふわしてしまいました。

あ、これがもしかして「無重力?!」というしようもないオチでした。大変失礼しました(汗)

ともあれ、手前味噌になりますが「ろう者が起業するということ」をわかりやすく紹介しています。少しでも後に続くろう者の参考になれば幸いです。

よろしくお願いいたします。

日本手話教室を開講します

こんばんは。

Artnラボが贈る日本手話教室『手話の実』が11月よりスタートします。
この『手話の実』の最大の特徴は「食事」しながら手話を学ぶというものです。

教室という枠を意識させることなく、-Social Café- Sign with Meが
ご提供するスープやデザートに舌鼓を打ちながら自然に手話を身につけられます。

もちろん、最初から「食事」ありきではなく、その前にナチュラルアプローチ教授法という
指導体系プログラムを通して手話を学び、食事というシチュエーションの中で
より効果的に実践していきます。

そのため少数人数による講義形式になります。
募集人員は6名ですのでお早目にお申込みください。

申し込み方法は以下までお願いします。

FAX:03-6801-8820
Mail:info@artn.jp

手話を学んでお気に入りのスタッフと色々話してみませんか?
皆様のお申込みをお待ちしております。

表紙モデルの募集

おはようございます。
すっかり寒くなってきましたね。三寒四温ならぬ三温四寒です。
体調管理が厳しいこの頃ですがくれぐれもお体をご自愛ください。

今回も自伝本のモデルご協力のお願いです。
改めて言いますが、ろう児にとってのロールモデルはまだ少ないのが実情です。
大きくなった時のことを想像出来ない子がまだまだたくさんいます。

私も小さい頃は田舎に住んでいたこともあり、
ろう者の大人に会うことはほぼ皆無で
やはり大きくなった自分を想像することがとてつもなく困難でした。

大きくなったら死ぬのかな?というろう児もいたと聞きます。
さすがに私はそこまでの発想はありませんでしたが、
そういう発想が生まれてもおかしくないと今でもそう思います。

だからこそ自伝本を出すことにはかなりこだわっています。
この想いに共感し、モデルとして手を挙げて頂けることを願っています。
詳しくは編集者の小野さん(ろう者)からの以下文章をご覧ください。

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【エキストラ募集のお願い】
現在、本郷三丁目にある手話カフェ「Sign with Me」オーナーの半自伝的本を作っています。
6日の撮影では、スープを食べているところや手話で会話しているところなどを撮影しました。
ご協力いただいた方々、ありがとうございます。
ただ、時間不足で、「本の表紙」になる写真が撮影できませんでした。
そこで、本の表紙に写ってもよい方を再び募集します!!

日常的に手話を使う方もそうでない方も、手話カフェに興味がある方も、
顔出しOKな方、本に載ってもOKな方、ご協力いただけませんでしょうか?
お店の開店前から入らせてもらいます。今度は食事中などは撮影しません。
あんまり顔がドーンとは出ないと思います。
募集人数は5人程度です。
先着順で、集まったら〆切ります。

どうぞよろしくお願いします!

●撮影日時:10月11日(木)10時~
(もしかしたら打ち合わせのためもう少し早く集まってもらうかもです)
●謝礼は出ません(完成したら書籍寄贈)
●12月上旬発売予定
●書籍概要
 ・タイトル:Sign with Me -店内は手話が公用語(仮)
 ・出版社:学研教育出版
 ・発売日:12月上旬発売予定
●申し込み・問い合わせ先
 小野智美(学研教育出版)
 to.ono@mmf.gakken.co.jp
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学研から本を刊行します

気が付いたらもう10月なんですね。
外は台風一過でどこまでも澄み渡って濃い青空でした。

ここでちょっとお知らせです。
現在、学研教育出版の小野智美さんと一緒にありがとうの種が手掛けている
-Social Café- Sign with Me の起業ストーリーをまとめています。

この小野さんは私と同じろう者です。
ろう者の編集者とタッグを組んで後進に何かを残せたらとの想いで
半自伝的な本を作っています。

その小野さんから手話を使う皆様へお願いがあります。

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【手話を使うみなさまにお願い】
現在、本郷三丁目にある手話カフェ「Sign with Me」オーナーの半自伝的本を作っています。
そこで、エキストラとして、おいしそうにスープを食べているところ、
楽しそうに手話で会話しているところなどを撮影したいと思っています。

顔出しOKな方、本に載ってもOKな方、ご協力いただけませんでしょうか?
ただ、あまり集まりすぎても困るので、3~5人程度でお願いします。
先着順で、集まったら〆切ります。

●撮影日時:10月6日(土)14時~
●謝礼は出ません(完成したら書籍寄贈)
●12月上旬発売予定
●書籍概要
 ・タイトル:Sign with Me -店内は手話が公用語(仮)
 ・出版社:学研教育出版
 ・発売日:12月上旬発売予定
●問い合わせ先
 小野智美(学研教育出版)
 to.ono@mmf.gakken.co.jp

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以上です。
少しでも後進に伝えられるようにご協力していただけると嬉しいです。

文京区チャレンジショップ認定

このたび文京区のチャレンジショップ支援事業の審査を通り、認定を受けました。

この事業は地域に根ざした起業家等の発掘・育成と区内商店会の活性化を図ることを
目的とし、文京区で創業する人を対象に経営相談や家賃補助を行うものです。

書類や面接等、厳しい審査があり、特に経理面では色々指摘されたりと冷や汗ものでしたが、
スタッフと頭を突き合わせて修正したり、面接シュミレーションを重ねてきました。
その結果、認定5店舗のひとつにありがとうの種が手掛ける-Social Café- Sign with Meが選ばれました。

認定の通知が来たときは金銭的な支援はもちろんですが、それ以上に区民から応援していただいているという実感が万感の思いとともにこみあげてきました。

経営は本当に楽ではないですが、モチベーションは上がりました。頑張ります!

文京区のケーブルテレビでも紹介されましたのでぜひご覧ください。

9月11日~13日に文京シビックセンター1階のアンテナスポットにて
チャレンジショップ展が開催されます。
そこで新商品の展示即売会を行う予定です。

是非のお越しをお待ちしております!

手話で生きることを学ぶ

残暑お見舞い申し上げます。

暦の上では立秋ですが、五輪もたけなわ、そして夏の風物詩でもある甲子園もスタートです。ますますヒートアップしますが、くれぐれもお体をご自愛ください。

ありがとうの種はカフェ事業だけでなく、学び事業にも力を入れていますが、懇意にしていただいている株式会社アモールから3名の研修生を受け入れました。

この株式会社アモールの代表取締役は私と同じろう者です。当事者としてろう者(聴覚障害者)のライフ・キャリアのデザインを支援しています。

常日頃から当事者問題は当事者自ら動かない限り本質的解決にならないと考えているだけに株式会社アモールの取り組みにはとても共感しています。

研修内容ですが、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を起点に調理から接客までろう者として立ち振る舞うことの意義も含めて行いました。

世の中の研修のほとんどは第三者(聴者)主導によって行われていることもあり、ろう者としての立ち振舞いまで学べるところはほぼ皆無です。

賛否両輪はありますが、マジョリティ(聴者)社会の中で生きるために聴者の立ち振舞を学ぶことが大切という空気の中で、私たちはあえて、ろう者として立ち振る舞う環境の「作り方」を学ぶことに力を入れています。

3名とも一日だけの研修だったため、一部の一部しか教えられず、申し訳なく思っていますが、この経験を生かして8月下旬に大阪で期間限定のCafe あるがままをオープンするそうです。なんとも頼もしい限りです。

皆様もお近くにお越しの際はぜひお越しいただければ幸いです。

このようにひとつのありがとうの種が花開き、実になり、またそれが種となって広がっていく取り組みを続けていきます。

どうぞこれからも応援宜しくお願いします。

 

【感謝】半年経ちました!

早いもので「ありがとうの種」として開業届を出し、カフェ事業を起ちあげて半年が過ぎました。

まだまだ駆け足状態で立ち止まって振り返る余裕はないのですが、節目というのは意識するようにしています。それが半年という数字です。ここで足元を確認し、目標を再認識したいと思います。

私は起業前から自分がいなくても会社が回る仕組みを作ることを考えてきました。

「一人の百歩より百人の一歩。私がいなくても回っていく会社にしていく」

そうして初めて“誰もがありがとうをもらえる社会”を目指せると。

私がいなくても事業が回るようにするには、1人ひとりのスタッフが自ら考えて行動できるようにすることが必要です。

そのためには、スタッフがありがとうの種の目指す理想や、仕事をしていくうえで大切にしなければならない価値観などを共有することが求められます。そうした軸を持たなければ、スタッフたちに自律的な行動を促すことはできないからです。

だから、“誰もがありがとうをもらえる社会”という基本理念を掲げて、スタッフたちにとって軸となるものを定め、自律的な行動を引き出す仕組みを整えてきました。

そのためスタッフを「想いを一緒に実現するパートナー」と位置づけています。おかげさまで7月1日現在で7名のパートナーに恵まれています。

経済用語でこのような考え方・数字を「人的資産」と称するそうです。財務諸表には表われない数字ですが、私にとってかけがえのない数字です。

このような考えや想いが生まれたのは一冊の本に出会ったおかげです。

多分に漏れず、私も「仕事」とは「働く」とはーーー。長年自問し続けていましたが、なかなかこれといった答えが見つからないでいました。

そんな時、大山泰弘氏の「働く幸せ」に出会いました。
http://ow.ly/bWUgb

考えるべきは、「何のために仕事をするのか」ではなく、「何のために生きているのか」ではないかと。

語弊があるかもしれませんが、スタッフ面接時にいつも投げかけている「金儲けより心儲け」という言葉が頭の中で生まれたのです。

改めてここに宣言します。
私たちはどこよりも“ありがとう”をもらえる場所にしていきます!

これからも応援よろしくお願いします。

 

嬉しいサプライズ!

何事も最初の第一歩と言うのは難しい。
というか、難しく考えてしまう。

実際は「案ずるより産むが易し」がほとんどだけれども。
かく言う私も起業という道を選び、第一歩を踏み出すまではもの凄い葛藤があった。

起業の動機はこれまでブログで色々述べたようにたくさんあれど、いずれもトリガーにはなり得なかった。

そんな折、テレビで「珈琲とエンピツ」を題材にしたドキュメンタリーを観た。

テレビの中ではろう者としてサーフショップを起業し、
私のところ(Social Café Sign with Me)にもしょっちゅう来る「閑古鳥」と戯れつつも、試行錯誤しながら前へと進む太田辰郎さんが映し出されていた。

その彼が呟いた一言。

「独立は特別な事じゃない」

私の中であれだけもやもやぐちゃぐちゃしてたものがこの一言であっさりパーンとトリガーを引いた。

そして今の私がある。

改めて思う。
ロールモデルという力作用のすごさを。

聴覚障害者起業家のロールモデルと言えば、中薗秀喜さんという方がいる。
彼が常々言うセリフに「人が通る。道が出来る。」と言うのがある。

本当にその通りだと思う。

この先達者のお陰で「ふつう」に起業出来たのだから。

この諸兄の方々の人徳のおかげで恐縮ながら可愛がって頂いている。
本当に有難い事だと思っている。

その太田さんから今朝届いたサプライズがこれ。
ミニチュアボード

なんと-Social Café- Sign with Meロゴ入りのハンドメイドミニチュアボード!
もう本当に恐縮するばかり。

でもこの贈り物からひとつのメッセージを感じた。というか、受け取った。

独立は誰でも出来る。大事なのはこれから。
そして自分もロールモデルになる事の覚悟が求められると。

頑張ります!