嬉しいサプライズ!

何事も最初の第一歩と言うのは難しい。
というか、難しく考えてしまう。

実際は「案ずるより産むが易し」がほとんどだけれども。
かく言う私も起業という道を選び、第一歩を踏み出すまではもの凄い葛藤があった。

起業の動機はこれまでブログで色々述べたようにたくさんあれど、いずれもトリガーにはなり得なかった。

そんな折、テレビで「珈琲とエンピツ」を題材にしたドキュメンタリーを観た。

テレビの中ではろう者としてサーフショップを起業し、
私のところ(Social Café Sign with Me)にもしょっちゅう来る「閑古鳥」と戯れつつも、試行錯誤しながら前へと進む太田辰郎さんが映し出されていた。

その彼が呟いた一言。

「独立は特別な事じゃない」

私の中であれだけもやもやぐちゃぐちゃしてたものがこの一言であっさりパーンとトリガーを引いた。

そして今の私がある。

改めて思う。
ロールモデルという力作用のすごさを。

聴覚障害者起業家のロールモデルと言えば、中薗秀喜さんという方がいる。
彼が常々言うセリフに「人が通る。道が出来る。」と言うのがある。

本当にその通りだと思う。

この先達者のお陰で「ふつう」に起業出来たのだから。

この諸兄の方々の人徳のおかげで恐縮ながら可愛がって頂いている。
本当に有難い事だと思っている。

その太田さんから今朝届いたサプライズがこれ。
ミニチュアボード

なんと-Social Café- Sign with Meロゴ入りのハンドメイドミニチュアボード!
もう本当に恐縮するばかり。

でもこの贈り物からひとつのメッセージを感じた。というか、受け取った。

独立は誰でも出来る。大事なのはこれから。
そして自分もロールモデルになる事の覚悟が求められると。

頑張ります!

 

あこがれの力 ーロールモデルー

今日は雪。

二番目のムスコ(三歳)は最近目を離すとすぐランニングシャツに麦わら帽子、ビーチサンダル姿になる。

今朝はさすがにびっくりした。目を離したら例のファッションで鼻水垂らしながら庭で雪遊びしていた。

これはさすがにヤバいとばかりに懸命になだめすかして重ね着させたが、足元だけは頑なにビーチサンダルだ。

元気いっぱいなのは嬉しいが何がそこまでムスコを頑なにさせるんだろう?とずっと不思議に思っていたが、近くのコンビニに貼ってあったポスターでようやく判明した。

ONE PIECE(ワンピース)

世俗にすっかり疎くなった私はこのキャラクターが国民的存在になっていることすら知らなかった。

ムスコは最近、言葉を指文字で表出することが増えてきた。その中に先述の「ワンピース」が出てくるわけだが、その時の私は男の子なのにワンピースが好きってどういう事なんだろう??と頭を悩ませていた。

今更ながら胸のつかえが取れてホッとしているわけだが、改めて気づく事があった。

「あこがれの力」

氷点下の真冬でもワンピースになりたがる。本人も絶対寒いと感じているにも関わらずにだ。

それだけワンピースという存在感がムスコの中で大きな求心力になっているのだろう。

ありがとうの種も同じだ。

ここではろう者を指すが、ろう者が活躍出来る場は現状、まだまだ限られている。表向き、社会はろう者をはじめあらゆる人々に門戸を開きつつあるが、能力発揮出来る環境の整備はまだだ。

頑張れば夢は叶う

よく聞くフレーズだが、実はこれまで口にすることはなかった。ろう者の大人がろう児にどれだけ「あこがれ」を与えられるかどうかという問題の前に易々と口に出せなかったからだ。

そういう問題を解決するためにありがとうの種を創った。

あこがれの力はどんな苦難も乗り越えるパワーを生み出してくれる。それを提供出来る環境整備にこれからも注力していきたい。ムスコのためにも!

マスクリア

こんにちは。

先日、昔から懇意にさせて頂いている(株)UDジャパンの内山社長から手話者にお勧めのアイテムがあると「マスクリア」を紹介されました。

マスクリア

2010年頃、新型インフルエンザが世界的大流行(パンデミック)した時、日本でも大騒ぎになったのは記憶に新しいところです。

当時、手話者の間で非常に困っていたのがマスクでした。

※手話という言葉から誤解されやすいのですが、手話という言語は手指だけで表出して完結する言語ではありません。顔の表情等を中心としたNMM(非手指動作)という要素があって初めて手話言語として成立します。 

マスクをされると顔半分が覆い隠されて、NMM(非手指動作)を表出することが出来ず、何を言っているのかわからないのです。

しかし、当時はどこもかしこもマスク着用!という空気が蔓延して、マスクを外して話してくださいとお願いしても困った顔をされるところがほとんどで最後は頼みづらくなってしまうパターンに陥っていました。

手話通訳を職業とする方々もすごく困っていたと聞きます。通訳したいのに出来ず、商売あがったり状態でしたから。

その頃、隣の韓国では透明マスクが売り出されて大ヒットしていました。もちろん日本のデフコミュニティでもその話は瞬く間に広がりました。

ただ、その頃の透明マスクはお世辞にも見栄えも使い勝手もいいとは言いづらいものでした。それが2年を経て、サングラスっぽい形状のマスクにブラッシュアップしていったのです。

その「マスクリア」を韓国から輸入販売している(株)ムーヴ・オンの冨田社長にもお会いしました。

日本でも医療、食品関係で導入が進んでおり、お客様への衛生はもちろんですが「笑顔」や顔が見えることの「安心」をお届け出来ると評判だそうです。

富田社長は-Social Café-Sign with Meを通して手話者をはじめとするあらゆる方々にこういう画期的なアイテムがあるということを発信出来ればと話されていました。

ここでちょっと余談だけど大事なこと。
手話者がイニシアチブを取れる環境を作ることによって、このような商談が当事者に舞い込む。これまで環境がなかったために隅に追いやられ、得られにくかった「働く喜び」がここにはあります。

ただ、カフェはスタッフも商品のひとつです。お客様が「マスクリア」を装着したスタッフを見て違和感、嫌悪感とか感じたらサービスになりません。

そこでサンプルをいただき、しばらくトライアルすることにしました。

-Social Café-Sign with Meにお越しの皆様へ
どんな感想・意見でもよいのでコメントしていただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

オルタナS掲載に思うこと

いつも応援ありがとうございます。

この度、若者とソーシャルを結ぶサイトとして有名な

オルタナS」に弊団体事業の-Social Café-Sign with Meが紹介されました。

これまで障害者の起業は福祉視点で語られがち。
本当の自立を目指すという意味でビジネス誌掲載はひとつの目標でした。

そういう意味で環境ビジネス、企業の社会的責任、社会企業家、オーガニック、フェアトレードなどビジネスの可能性を探るビジネス誌「オルタナS」掲載は素直に嬉しく思っています。

私たちが目指す「誰もがありがとうをもらえる社会」は性別・年齢別・障害の有無・出身・人種等すべて関係なく一人ひとりが主役になれる社会を意味しています。

この考え方をベースにビジネスをしていくというのは別段目新しいことではないです。
日本は「エコノミー」を「経済」という訳語におきかえた国です。

この「経済」は「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」という漢語から来ているそうですが、その訳語が定着した背景には近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」のような文化があったからだと思います。

働くという言葉自体も「傍(はた)を楽(らく)にする」という語源説もあるくらいです。

正しいかどうかはさておいて、日本企業は昔からこのような考え方をベースにビジネスしてきたのだと思っていますし、信じています。

私たちも愚直にビジネスを通して「誰もがありがとうをもらえる社会」を目指していきます。
応援よろしくお願いいたします。

テレビ

皆様へ

今日の関東地方は白銀の世界です。
都市部では積もるほどではなさそうですが、我が家周辺は田んぼということもあり、3センチほど積もっています。
足下にどうぞお気をつけ下さい。

今日はちょっとしたお知らせです。
ありがとうの種が運営する -Social Cafe- Sign with Meが19日の朝、テレビに取り上げられました。

写真

ご覧になってない方のために以下サイトをご紹介します。
http://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/report/20120119.html

まだまだ寒さが続きます。
ぜひ-Social Cafe- Sign with Meまでお越しになって、温かいスープと甘いスイーツに癒されてください。
ご来店をお待ちしております。

紅白梅


私には「親友」と呼べる人がいる。

面と向かって「親友」と呼ぶのは照れくさく、お互い「腐れ縁」だの、「悪友」だのと悪態をつくような仲だ。
実際、会うのも年に数回程度だ。会っても夜更けまで語り合うような関係ではない。会っても一言二言交わすだけで終わることもままある。

そんな不思議な関係だけど、何かと気にかけてくれるありがたい「親友」だ。
でも私の結婚式で友人代表スピーチで暴露した「あれ」は今でも笑えないぞ。

そんな「親友」から-Social Café-Sign with Me開業祝いに【紅白梅】を頂いた。
頂いた時はまだ蕾状態だったが、昨日あたりから見事に咲き乱れて、忙殺される日々の中で一つの癒しになっている。

面と向かって「ありがとう」と言うのは照れくさいので、ここでいう。

いつもいつもこんな私を気にかけてくれて有難う。
私だけでなく、私の家族のことまで気にかけてくれて本当に感謝している。

この気持ちを大事にしてみんなに「ありがとうの種」を植え続けられるよう頑張るよ!

しかくスペース

三連休の中日ですが、皆様いかがお過ごしですか?

本日も-Social Café-Sign with Meは温かいスープと甘いスイーツをご用意しております。

ありがとうの種ではカフェ事業だけでなく、ろう者や聴覚障害者関係のポータルサイトのしかくと協奏・協創して、学習事業にも力を入れていく予定です。

それがしかくスペースです。
http://shikaku.in/space/

サービスインは2月からになりますが、問い合わせ等は随時受け付けます。
無線LANの開放、電源貸し出し、プリントサービス、大型ホワイトボード、プロジェクター(有料)等、セミナーやワークショップ等のサービスを提供します。

また、しかく塾も同時にサービスインしますが、どなたでも講師の登録を行うことが出来ます。資格、肩書は一切必要ありません。必要なのは、やってみたい、という気持ちです。一度だけやってみたい、日程の都合が合う時だけ行いたい、といったご要望にもお応えします。

どのような規模で、どのようなスタイルで等、相談しながら進めていきますので、初めて誰かに教える人でも心配は要りません。一緒に楽しい教室を作りませんか。しかく塾が、宣伝、集客まで全てお手伝いします。

ご相談、お見積もりは無料です。まずは一度、ご相談ください。
http://signwithme.in/contact/

お待ちしています。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ありがとうの種が産み落とした-Social Café-Sign with Meもおかげさまで1月4日より仕事始めをしました。

同時に営業時間も10時~20時(L.O19時30分)に延長しました。定休は金曜日になります。
※2月以降見直しあり

ぜひ温かいスープと甘いデザートをお召し上がりになりながら、
交流を深めて最終的に新しい考え方・見方・モノが生まれていくことを願っています。

皆様のお越しを是非お待ちしております。

最後に皆様にとって良き年でありますように。

-Social Cafe- Sign with Me オープンのお知らせ

クリスマスを迎えている皆様へ

今年はどんな贈り物があったでしょうか?

いろいろな諸説がありますが、冬至で太陽の恋しい時期なので、贈り物を交換し合うことで心が温まり、癒されることを目的にイベントされたという説はとてもほのぼのして好きです。

私たちからもささやかではありますが、皆様の心が温まる贈り物になるお知らせをひとつ。

-Social Cafe- Sign with Meのオープン日が確定しました。

2011年12月27日(火)

幾多の困難を乗り越えて、この日オープンします。
身体温まるスープと心安らぐスイーツをぜひお楽しみください。

このお知らせが皆様の心の灯火になりますように。

『Social Cafe Sign with Me』オープン延期のお詫びとお知らせ

2011/12/20

『Social Cafe Sign with Me』オープン延期のお詫びとお知らせ

この度、2011年12月21日にオープンを予定しておりましたが、下記の理由により、開店日が延期となりました。

『区の保健所から、厨房設備の設置条件の面で、増築を伴う改善指示があったため』

開店日は年内の予定ですが、日時が決まり次第、改めてお知らせいたします。

お待ちいただいている皆様には、大変ご迷惑をおかけすることとなりますが、何卒ご理解賜りたくお願いいたしますとともに、心からお詫び申し上げます。

以上