大切にしていること
手話環境の徹底とアイデンティティの育成
ろう児が「手話を第一言語とする自分」に誇りを持てるように、手話で自由にコミュニケーションを取れる場を提供し、ろう児のアイデンティティ形成を支援します。
手話者のロールモデルの提供
ろう当事者を含む手話者の職員を採用し、子どもたちに「自分もこうなりたい」と思えるロールモデルを示して、「ろう」として生きる誇りを持てるよう支援します。また、将来の可能性を自ら広げていけるよう、生活上の課題を自ら解決していく力を大切にしています。
※手話者とは、手話を日常的に用いて生活する手話話者のことである。聴覚障害の有無は問わない。
地域社会との橋渡し
聴者との交流や地域活動を通じて、手話の世界に魅力を感じてもらいながら、お互いの理解を深める機会を提供します。将来的にろう児が外の世界で自信を持って社会的スキルを発揮できるよう、インクルーシブな環境の構築を目指します。
事業概要
運営形態
児童福祉法に基づく多機能型事業所
※定員は(1)と(2)合わせて1日10名まで
(1)児童発達支援
0〜6歳児(未就学児)
10:00〜12:00
(2)放課後等デイサービス
主に小学部
平日
下校〜18:00
学校休業日
11:00〜18:00
あ〜とん塾の特色
手話
ここにいる子どもたちやクルーは全員が目で生きる「手話者」。視覚情報を最優先にコミュニケーションを取り、会話や遊びには常に手話が飛び交っているので、健全な言語発達が望めます。
コミュニティ
0歳〜小学部まで様々な年齢層の友達、年齢の違う大人、様々な言語や文化に触れながら、一人一人が自らのアイデンティティを持ち、手話コミュニティを広げていきます。
ご家族
教育・医療機関ではない第三の立場からあらゆる情報を提供します。預かり施設としてご家族のリフレッシュにも力を入れています。
個々の対応
子ども一人ひとりの特性や発達段階、家庭環境、手話の理解度に応じた支援を行います。
学習支援
学校の予習復習を手話でわかりやすくサポートします。
クルー構成
柳 匡裕
代表理事・管理者・児童指導員
一般社団法人ありがとうの種 代表理事。グラフィックデザイナーや車両研究開発、障害者就労支援業を経て、障害者の就労に対する厳しい現実を体感。障害者が「ありがとう」と言われ、自尊心をもてる社会の実現を目指し、スープカフェを開業。現在は3つの大学で非常勤講師も務めています。
聴者文化をリスペクトしつつ、文化・言語少数者としてマジョリティ中心に回る社会の中でいかにエンパワメントしていくか、そしてマジョリティにメリットをもたらすwin-win関係はどうあるべきか日々思考しています。
多様なコラボレーションや新しい価値の創出を目指し、誰もが ありがとう をもらえる社会をコンセプトに「点」と「点」を結びつけて線に、そして面というひとつの「ありがとう」を生み出すために魂のリミットを振り切っていきます!
瀧尾 陽太
児童発達支援管理責任者・管理者・保育士
これまで、保育園や手話関連のイベント等で「子ども」「手話」を専門に実践経験を重ねてきました。
大学院では「聴覚障害児の保護者支援」をテーマに修士論文を書いています。
あ〜とん塾では、これまで築いてきた
・実践経験
・知識
・専門家や保護者との人脈
をフル活用して、親子への丁寧なフォローと手話環境づくりに力を入れていきます!
岡本 記代子
児童指導員・経理
特別支援校の乳幼児相談員やスポーツ指導の経験を生かし、
「情報を集める力」
「考える力」
「自分から意見を言う力」
この3つの力を伸ばすお手伝いをしていきます!
その他クルー
- 児童指導員
- 保育士
- 手話通訳士
など複数在籍