国土交通省「心のバリアフリー」

この度、東京都の認定に続いて国(国土交通省観光庁)から認定を受けました。

①施設のバリアフリー性能を補完する措置が3つ以上
②バリアフリーに関する教育訓練を年1回以上実施
③自社以外のウェブサイトでバリアフリー評価されている

上記の厳しい基準をすべて満たすことで認定が受けられますが、当法人の取組を厳正に審査し、評価されての登録であり、非常に励みになります。

これからも当事者として社会貢献できる存在になるべく、邁進していきます。

祝!創業10周年

2021年12月1日、本日をもって当法人は10周年を迎えました。これもひとえに皆さまのご理解ご支援のおかげです。

この10年は先般の新型コロナも含め、ずっとアップダウンの連続で一息つく暇もない日々でしたが、「生きている!輝いている!」と感謝の日々です。

これもたぶんに早くに夭折した長男の存在があったからだろうと思います。生きることの大切さを噛みしめながら次の10年を駆けていこうと思います。

あと、いつも懇意にしていただいている文京区障害者就労支援センターが発行している機関紙に私たちの取り組みが掲載されました。

飲食をやりたい動機から創業する人がほとんどですが、私たちは当事者問題は当事者自ら動かない限り本質的解決はできない信念に基づいて

  • 当事者の雇用創出

  • 当事者による当事者の職域開発

  • 当事者による当事者のロールモデル発信

の3本柱(ミッション)を同時に達成できる事業は飲食業と狙いを定めて創業した経緯があります。

そんな想いを記事にしてくれています。ぜひご覧ください!
引用元:文京区障害者就労支援センター

文京区障害者就労支援センター通信 第26号「しごとサポート!」

ARIGATO まるしぇ

ご挨拶と御礼

挨拶全文はこちら

出展企業・団体

出店者(50音順)

絆 – ろう者のための建築 –

ありがとうの種創立10周年おめでとうございます。

絆 – ろう者のための建築 – は、8年前のSWM本郷店の改修工事で手話というものに初めて出会ったのをきっかけに生まれた事業です。

ろう者の抱える悩みをろう者と聴者で協力しあって解決しようと日々活動しております。その1つにフラッシュライトがあります。日本製の商品は高額かつ使いずらいというご意見を頂き、アメリカろう者の開発したフラッシュライトを導入しました。

19日のイベントでは、実際にこのフラッシュライトを体験できるコーナーを用意しています。またその場で、自宅でフラッシュライトを体験できる、2週間無料体験サンプルを申し込みしてくださった方には抽選でフラッシュライトとドアベルをプレゼントいたします。是非体験サンプルを申し込んでください。

また他にも、建築相談コーナーも用意していますので、家について困ったことがある方やリフォームなどを検討している方はぜひ一度ご相談ください。

19日に皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

当日販売予定の商品

①フラッシュライト
7種類のLEDカラーが点滅します。電源は、乾電池またはUSBポートなので持ち運びも可能です。配線なし(無線)で簡単に接続できるので、各部屋にフラッシュライトを設置することができます。

②ドアベル
ドアベルだけでなく、呼び出しベルとして様々な場所に設置できます。Sign with Meのカウンターにも設置されています。

③送信機
固定電話や既存のインターフォンに繋げることができ、着信時や訪問者がインターフォンを押すとフラッシュライトが点滅します。

④振動アラーム
ベルトやポケットに携帯できます。フラッシュライトが見えない場所でも振動でお知らせします。

⑤ドア/窓センサー
ドアや窓に取り付けることで侵入者や人の出入りを感知し、フラッシュライトを点滅させます。また郵便受けに取り付けることで、手紙や荷物の配達時に感知し、お知らせすることもできます。Sign with Meの自動ドアにも設置されています。

⑥屋外センサー
ソーラーパネルがついたこのセンサーは、庭や車庫に設置することで、侵入者や人の出入りを感知しお知らせします。

コーヒーハウスCODA

尾中 幸恵

1964年生まれ 兵庫県出身
2歳 原因不明で両耳とも不自由になる
4歳〜18歳 ろう教育を受ける
19歳 日本調理製菓専門学校で調理師免許を取得
19歳〜23歳 銀行勤務
23歳 、滋賀県大津市に嫁ぐ(子供3人育児)
28歳 手話講師として手話普及活動を始める
36歳 カラーコーディネーター、カラーセラピスト、カラーアナリスト、色彩講師、ハーブコーディネーター、賞状書士の資格取得
39歳 「COLOR サロン尾中」をオープン
44歳 「コーヒーハウスCODA」をオープン
50歳 「色のおはなし」という絵本を出版
51歳 色育アドバイザーの資格を取得
50歳〜54歳 日本ソムリエ協会会員、ワインソムリエインストラクター、ワインコンシェルジュ、チーズソムリエの資格を取得

当日販売予定の商品

NHK ヒューマン 尾中幸恵
https://youtu.be/jI2diHkLyGI

〒520-0056 滋賀県大津市末広町7-1大津パークビルB1
fax/tel 077-521-7760
Mail sachie.onaka2014@gmail.com

サイレントファーム

須藤 はるか

大学時代の時に入っていた団体で、中間山地域で使われなくなった畑を借りて村おこしをしたとき、村の師匠から農業を教えてもらったのがきっかけ。採れたての野菜に感動、生態系の面白さに気がつき、生き物たくさんの畑にかかわる生活や仕事をしたいと思いました。

2018年、船橋市にある山田農場で研修後、2019年6月に印西市で独立。農薬・除草剤・化学肥料を使わず、農業を始めました!現在は、旬の採れたて野菜セット宅配を中心に販売中。

「美味しい」「こういうのを作ったよ!」というお客様からのメールがとても嬉しいです。また、これからタネから収穫までの体験を子供から大人まで楽しめるような企画も考え中です!

当日販売予定の商品

  • 大根
  • にんじん
  • サラダセット(赤水菜、カラシナ、ルッコラなど)
  • その他、葉物(小松菜、水菜)
  • ヘチマたわし

など。
※天候によって販売する野菜が少々変わります。

千葉県印西市武西

ダイナモデザイン

岩田 直樹

1995年和歌山県生まれ。生まれつき両耳が聞こえない。

筑波技術大学でデザインを学び、卒業後は茨城県にある広告会社でデザイナーとして働きながら、副業でもフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。

耳が聞こえない当事者として、きこえない人ときこえる人のコミュニティなどの問題を解決したいと奮闘中。2021年度デジタルの日ロゴデザイナー。

Handmadeぶどうの木 & 薩摩わっふる & ON THE PALM

福島 健三

「手話」で楽しく働く、「働く力」を身に付ける、一緒に頑張る「仲間」を見つける、の3つのモットーで2013年(平成25年)4月より、ろう者・ろう重複者の働く場を提供する就労継続支援B型事業所としてスタート。ろう者スタッフ、そして手話ができる聴者スタッフのもと、楽しい日々を送りながら頑張っています。

Handmadeぶどうの木では手芸・エコクラフト等を製作し、それぞれ個性があり素敵なデザインばかりです。「薩摩わっふる」はベルギースタイルのワッフル専門店。「温かくても美味しい、冷めても美味しい」ワッフルは、すべてが手作り。老若男女、年齢問わずたくさんの方々に親しまれています。2021年夏には、新しくネットショップ「ON THE PALM」をオープンし、オリジナルTシャツなどを販売。手話でイキイキと働ける場所であり、買ってくださるお客様に元気をもらいながら頑張っています。

当日販売予定の商品

住所 鹿児島県鹿児島市草牟田町6-1松尾ビル1F
https:// www.deaf-net.org

ムカイ林檎店

伊藤 ホサナ

小さい時からお菓子作りが大好きで、飲食店での経験など経てイベントで出店をしてきました。2021年より世田谷のムカイ林檎店で勤務。ジャム製造をはじめ、ろう者のお客さんが来たときは、接客もしています。

一人でも多く、りんごのおいしさと面白さを伝えたいです。旬のりんごを使ったお菓子も日々研究中。

また、サインウイズミーは開店当初より数年勤務していたので今回、りんごという形で出店できることをとても嬉しく思います。10周年記念おめでとうございます!

当日販売予定の商品

「米粉まんまるクッキー」
サクサクでしっとり、米粉で焼いた丸いクッキー。
コーヒーや紅茶のおともにオススメです。

「りんごの米粉シフォンケーキ」
米粉で焼いたシフォンケーキは、もっちりしっとり。子どもたちに大人気です。
りんごは、皮と一緒に煮込むことで、赤みかかった色に染まります。
メープルシロップで甘さをつけて、優しい味わいです。

「りんごのマフィン」
生地にりんごをたっぷり入れて、マフィンの表部にシナモンのクランブルでサクサク。
バターと卵不使用なので胃が重くならず、朝食にもぴったりです。

「焼きショコラとりんごキャラメルサンド」
ショコラとりんごが出会った焼き菓子です。
ビターなショコラで焼いた生地にキャラメルクリームとりんごをサンドしました。

「りんごのジャム」
旬の美味しい品種を選び、果肉はあえて潰さず、程よく食べ応えのある食感にしました。
栄養のつまった皮も捨てずに煮込み、抽出したエキスを加えています。
低めの糖度(40~45度)の砂糖とレモン果汁だけで味をととのえた、素朴な味わいながらもりんご本来の美味しさを贅沢に味わえる、飽きのこないジャムです。

「りんごチップス」
青森県産の新鮮なりんごを油や砂糖を使わず、
低温で焼き上げた手作りのチップスです。
ポリフェノールやペクチンなどの栄養が詰まった皮ごと使用。
濃縮されたりんごの香りと甘味をお楽しみください。
*オススメの召し上がり方
冷蔵庫や冷凍庫で冷やしていただくと食感が良く美味しく食べていただけます。

「りんご100%ジュース」
りんご100%のストレートジュース「りんご道」は青森県産のサンふじをベースにりんご10個前後をまるごと絞り、砂糖も香料も使用せず、本来の香りと風味を生かして作られた無添加のりんごジュースです。
赤ちゃんでも安心してお召し上がりいただけます。
濃縮還元とは違うストレート製法ならではのりんごそのままの味をお楽しみください。

※メニューは予告なく変更になる場合があります。

M’s mama(パン工房)

富山 みか

横浜市大倉山にて2021年4月に「からだにやさしい手作りパン工房 M’s mama」オープンしました。小さな小さなお店です。

2019年12月までは会社員として、電気メーカーで研究、開発、設計の仕事に従事していました。

2020年にパン工房をオープン予定がコロナ禍によって延期を余儀なくされ、1年後にオープンとなりました。

進行性の感音性難聴で、歳を追うごとに周りとのコミュニケーションに違和感を感じていました。会社生活で会議などでの聞き取りが難しくなり、行き違いや間違いも増え、ストレスが多くなっていくうちに、違う生き方を考え始めました。仕事環境の変化、娘たちの独立などがきっかけとなり、起業することを決めました。

とはいえ今までサラリーマンだったので、商売のことが何もわからずあたふたするばかりでした。パンを作ることは仕事の半分で、残りの半分は色々な準備と経営に関する仕事。オープンして半年になりますが、まだまだ新しい発見や気づきがたくさんです。一人で作って一人で販売して一人で片づけをして…とちょっと孤独を感じることもありますが、お客様から「おいしかった!」とおほめいただいたり、会話を楽しんだりすると疲れも苦労も吹っ飛びます。無理なく、細く長く続けられるようにやっていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

当日販売予定の商品

ベーグル屋「輪粉」

高野 絵里

東京や福岡のホテル、カフェで7年間、ケーキを作る仕事に就く。 その後、福岡のパン屋で修業。 2007年に、東京神田のオフィス街と、地元の埼玉県新座市にて、ベーグルの移動販売(自転車で)「輪粉」を始める。 新座市にて、店舗を構えたのを機に、神田での販売を終了。 新座駅、志木駅前で、自転車でのベーグル販売。 と、北欧雑貨を扱うベーグルカフェを営業して、 現在、15年目。
地元の農家さんたちとの繋がりから、 地場野菜を扱う八百屋もしています。 お店では、いろんなイベントを開催してきましたが、 4年前のろう者との出会いをきっかけに、手話イベント「わてわてマーケット」、 手話トークイベント、手話体験教室なども毎年開催。 私も、手話勉強中。 そのほか、葛飾ろう学校の食物系の学生さんたちとコラボ、「deafキッチン」を開催。 お店にはいつも、地元のろう者をはじめ、いろんなところから遊びに来てくださり、 私も、手話べりを楽しんでいます。 ベーグルは、低温長時間発酵製法で、2日かけて作ります。 たっぷり具材を巻き込み、食べて満足感のあるベーグル。です。

当日販売予定の商品

「輪粉」 埼玉県新座市野火止4-1-20 1階 (電話ありません。問い合わせはメールにて。)

HP https://wako.watewate.net/
Facebook https://m.facebook.com/wakobagel1/
Instagram https://www.instagram.com/wakobagel/

株式会社プラスヴォイス

ありがとうの種、創立10周年おめでとうございます!!
(株)プラスヴォイスは代理電話サービス、遠隔手話通訳等の聴覚障害者のコミュニケーションをサポートする事業を展開しております。
また、聴覚障害者の視覚的能力の特性を活かした就労支援事業を2004年より開始しカメラマンやクリエーターの育成を行っています。

聴覚障がい者の情報バリア解消を目指し代表の三浦宏之が、1998年にICTを活用した聴覚障がい者向け通信コミュニケーションサービスを提供するために設立しました。特に聴覚障がい者の生活において欠かせないコミュニケーション支援事業であるビデオ通話を用いた遠隔手話通訳は多くの企業で導入されています。

下記のサービスをご参照ください。
・代理電話サービス
 https://plusvoice.co.jp/service/dairi/ 
・各団体・企業との遠隔手話・文字通訳のサービス
 https://plusvoice.co.jp/service/tsuyaku/ 
・みえる通訳導入(37,000箇所でサービス提供中)

 また、聴覚障がい者就労支援事業については聴覚障がい者クリエイティブな仕事を提供するために、メディア事業部(通称「スポフォト」)においてカメラマンやクリエイターなどの育成を行い特にアマチュアスポーツを中心にカメラマンの派遣を行なっています。

19日の「ARIGATO まるしぇ」では、各サービスの情報を代表の三浦が直接ご説明いたしますので、サービスについて気になったことやご不明な点がある方は、お気軽にご相談ください^^

当日紹介予定のサービス

株式会社プラスヴォイス HP  https://plusvoice.co.xn--jp-dw3n 
Facebook https://www.facebook.com/PLUSVoice.co/
Twitter https://twitter.com/ccnbbilkfzoaecz
スポフォト デフカメラマンも活躍しています!!
Instagram https://www.instagram.com/plusvoice.spophoto/?hl=ja

高く跳ぶその日まで

コロナショック

 20世紀は戦争の時代。21世紀はウイルスの時代と知識人は語る。ありがとうの種も例にもれず、国や東京都からの新型コロナ感染拡大防止要請に応えるべく Social Cafe Sign with Me の一時休業に踏み切りました。

 非常に悩みました。簡単に決断した訳ではありません。飲食業が営業を停止する事は死活問題であり、スタッフの給料を保証し続け、家賃を払い続ける事には限界があるからです。

 一方で大切な人のためにも感染拡大を食い止めねばなりません。

 こんな時だからこそ経営者として力になれることは何か?を考えたとき、身を切る思いで一時休業を選択しました。それもこれも利益あっての事です。感染リスクを抑える事はもちろん絶対条件です。

 しかし経済が滞らないように考えていかねば、収束した後の社会は立ち直れません。経営者は常に二律背反の中で足掻けなければならないのです。

with コロナの時代

 連日メディアで「新常態」という言葉が叫ばれています。この時代に生きる私たちは自然災害やウイルスと対峙というより、いかに上手に付き合うかという発想が求められています。

 ありがとうの種としてもこの「新常態」の中で手話者として輝く社会をつくるためにどうすべきかを必死に考えてきました。

 結論からいうと今まで以上に迅速に臨機応変に「新常態」に対応すべく、創業の地である本郷商店街を離れる決断をしました。経営資源の選択集中です。

  Social Cafe Sign with Me は本郷店と春日店の2店舗がありましたが、創業店舗の本郷店を春日店に移転統合し、ひとつの店舗として俊敏に対応できる体制づくりを行っていきます。

 この決断は食べ物がのどを通らないくらいの痛みを伴いました。経営者失格といえばそれまでですが、一緒に働いた仲間たちと別れるというのは筆舌に尽くしがたい苦しみがありました。



ピンチはチャンス

 新型コロナウイルスで正直、心が折れかけました。しかし一方で外出自粛を通して初心にかえり、目標の再設定に専念することができました。

 9年前、当事者問題をビジネスで解決することをテーマに起業したあの熱い思いをそのままにブラッシュアップし、新常態にも対応できる新事業を起ち上げます。

 さらなる雇用創出機会を作り、仲間たちを呼び戻して手話者が輝く場所を増やしていきます。

 引き続き、応援のほどよろしくお願い致します!

特性の理解を助ける存在を目指す

当たり前のように使える「社会資源」がろう者に使えない時、はじめて私たちは「障害者」になる。
共生社会の理念が広まった現在においても「障害者」にされてしまう状況はまだまだ残っている。

【電話絶対主義】

この言葉の下にろう者(聴覚障害者)は抑圧されてしまう。
いわば書記日本語(書く言葉)をメインにする人たちの排除ともいえる。

ICTが発展してきた昨今、メールやFAXは記録性の高さだけでなく、リアルタイムで対応できるようになっているが、それでも「電話絶対主義」は揺らがない。

つい先日、新規事業のテナント契約に際して、賃貸保証人にろう者を選出したところ、保証会社から電話ができない人は不適格者と通告された。

その対応も人格否定につながる言葉が出てくる等、とても筆舌に尽くしがたいものがあった。

怒りを抑えながら、粘り強く、会社の上層部に昨年4月スタートの「障害者差別解消法」を法的根拠とする違反性から働きかけたところ、会社側から認識不足と直々の謝罪を受け、今後の対応について話し合うことができた。

この話し合いが実現できた裏には近年普及している日本財団のモデル事業「電話リレーサービス」の存在が大きい。このツールを元に「合理的配慮」をキーワードに世の中の動向にみる支援ツールや社内研修の見直し等を提案した。

今回の件では、こちらが電話対応の代替手段としてメール・FAXなどを提案したが、相手方が対応策を講じず、門前払いをしたことが「不当な差別的取り扱い」に該当する。

しかしながらまだこの「電話リレーサービス」は、今回の案件を含めてまだまだ完全ではない。
個人情報の取扱いや緊急通報に関わる法整備がまだ進んでないからだ。

先日も愛知県の海難事故で「電話リレーサービス」によって救助されたニュースがあるが、緊急通報は命に関わる事柄であり、一事業者の手には負えるものではない。

「電話リレーサービス」は一事業者によるものではなく、国の行う通信インフラに位置づけられるべきものである。

実際、世界的視野に立つと日本はかなり遅れている。諸外国はユニバーサルサービス料金等で聴覚障害者が電話利用できるよう整備されている。

東京五輪を控え、日本も様々な特性に対応できる社会を目指し始めている。

そのために「特性の理解」がとても重要になってくる。理解しないことには先に進めないからだ。当法人はその理解を助ける存在を目指していく。

頑張ります!

 

Good! Job Award 入選!

障害のある人のもつ力の可能性を最大限生かせる仕事・はたらき方の仕組みを発掘したり、紹介していく「Good! Jobプロジェクト」というものがあります。

4000件超と過去最大の応募があった2016年度グッドデザイン金賞に選出されるほど先進性と社会性を兼ねそろえたイベント団体です。

この『Good Job!プロジェクト』が運営する「Good Job! Award」に一般社団法人ありがとうの種が運営する-Social Café- Sign with Me × very berry soupが入選しました!

グッドジョブ
http://exhibition.goodjobproject.com/

「Good Job! Award」とは、既存の価値観を変えるアイデアや感性や発想で、障害のある人の可能性を生かした新しいしごと、働き方、取り組みなどを募集する公募プログラムです。

審査基準は、多様性、革新性、地域性、経済性、影響性、デザイン性の6つだそうです。

第一線で活躍するクリエイターやデザイナー、研究者などが「なぜ、この取り組みを選びたいのか」「いま、その取り組みを選ぶ意義は何か」についての議論を繰り返し、全55件の取り組みから12件が決定、その一つに当法人が選ばれました。

日本手話を母語とするろう者によって設立した一般社団法人ありがとうの種がスープカフェを運営する株式会社スープアンドイノベーションと福祉ではなくビジネスで提携し、ろう者か聴者がメリットのある関わりを目指す取組みが評価されての選出です。

入選した12件は、2017年2月24日(金)〜26日(日)に、渋谷ヒカリエ8階 8/COURTで開催される Good Job! Exhibitionにて展示します。そして2月26日(日)に最終審査会があり、大賞が決定します。

これもひとえに当法人の理念に賛同し、ご支援いただいているみなさまのおかげです。

ちなみに2月25日(土)18時からのセミナーに登壇して当法人の取組みをお話しする予定です。ご都合がつけばぜひお越しください。

ご興味のある方は以下リンクからお申込みください。
『GOOD JOB! NOW ~障害のある人との協働実践者~』
https://goo.gl/forms/NR67Vf48tbgCvcvr1

一隅を照らす

寒さもピークですね。部屋の温度がマイナス2度を指しています。
キーボードを打つ手がかじかんでたまりません。
でも心はちょっとした達成感からくる興奮で熱さを感じています。

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興奮の理由は創業時の融資返済完了のお知らせでした。

思えば5年以内の返済を義務付けられていたのですが、
金額の大きさにプレッシャーから何度も逃げ出したい衝動にかられたものです。

それでも逃げ出さず、頑張れたのは私の創業に対する想いを理解し、
ご支援いただいた皆さんのおかげです。

【一隅を照らす】

私の好きな言葉であり、創業の想いでもあります。

意味は 一人ひとりが、それぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、
社会全体が明るく照らされていくという考え方です。

私が別に偉い人になる必要はないけれど、社会のどこにいても、
その立場においてなくてはならぬ人になる。

その仕事を通じて世のため人のために貢献する。
そういう生き方を目指してきました。

人は誰でも、何らかの使命を果たすために、この世の中に生まれてくるものだと思います。

だから人をうらやんだり、自分を卑下するのでなく、
自分を信じて自分の場所で仕事に専心すれば、必ずいい仕事ができるはずです。

人が幸せを感じられるのは「福祉」よりも「仕事」です。
自分が輝ける場所や機会こそが私たちの喜びであり、幸せなのです。

これからも一人ひとりが輝ける場所や機会を創出していきます!
応援よろしくお願いします。

法人化一周年!

大寒を迎え、寒さもひときわ厳しくなりました。
各地から大雪の知らせが届いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

おかげ様で1月14日をもちまして「ありがとうの種」法人化1周年を迎えることが出来ました。
これも皆さまの温かいご支援のお陰と本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

思えば、慣れない法人手続きでストレスのあまり湿疹に悩まされたことが懐かしいです。
詳しくは「東京開業ワンストップセンター」が発行している通信に当時の私の様子が紹介されているので是非ご覧ください。
東京開業ワンストップセンター通信_新起業人@
東京開業ワンストップセンター

このように紆余曲折あった法人手続きも無事完了したことで、新たな融資や助成金を受けて昨年4月に念願の二号店【-Social Café- Sign with Me × very berry soup春日店】を開業することが出来ました。

気が付けば1年経ったわけですが、たくさんの素晴らしいお客様や、セミナーで講師を引きうけてくれた友人、知人の皆様、オープンまで応援してくれた関係者の皆様、今、SWMにかかわってくれている皆様、そして今まで頑張ってくれたスタッフ達、それらすべての方々がSWMを支えてくれた宝物だと思っています。

これからも、ホッとひと息つけて、美味しいスープやスイーツを楽しめるカフェを目指してスタッフ一同、進んでいきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

安部昭恵首相夫人のご来店

暑中お見舞い申し上げます。
ゲリラ豪雨で水不足が解消されつつあるこの頃ですが、水害にはどうぞお気をつけ下さい。

先日の笹川陽平日本財団会長のご来店に続いて、今度は安倍首相の奥様こと昭恵さまがご来店されました。
安部昭恵さま

おかげで新メニュー開発で太った体重が思いっきり痩せました!
それだけプレッシャーはハンパなかったです。

でも日本のトップに誰よりも近い昭恵さまにも注目していただけるというのは私たちの取り組みの確かさであり、自信にもなります。

昭恵さまが著したご本『「私」を生きる』をご献本頂いたのですが、「フルマラソンを完走したことが自信になって大学院進学に挑戦できた」という一節にすごい共感を覚えました。
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なぜなら私も社会問題解決を福祉ではなく、ビジネスで達成していくと決めたものの、独立起業となるとさすがに二の足を踏んでいました。

当時、東京マラソンの抽選に当たったこともあって、完走出来るかどうかで自分の想い、精神力が本物かどうかを確かめたかったのです。

結果は6時間58分と足切りギリギリの完走でした。あれが自信になって今の私があります。

もう5年も前の話ですが、昭恵さまのおかげで改めて初心に戻ることが出来ました。

お忙しい中、ご来店ありがとうございました!
頑張ります!

笹川陽平さまのご来店

4/14(木)から熊本県などで相次いでいる地震で
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

気づいたらGW終ってしまいました。
皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?

-Social Café-Sign with Me春日店もおかげさまで開業して1か月経ちました。

先日は春日店の開業にあたって多大なご支援を賜った
日本財団会長の笹川陽平さまが直々にご来店されました!

Sign With Me カフェの前で

お会いするのは初めてでしたが、なぜか親近感を覚えました。
彼の人徳のなせる業なのでしょう。

日本財団は税金で支援を受けている人を税金を納める側に回っていく、
すなわち納税者になる「当たり前」の社会を目指すために、「はたらくNIPPON!計画」を
立ち上げて既存の福祉事業から飛び出した事業者の支援をスタートさせています。

当日は恐縮にも、お食事のお供にあずかる僥倖に恵まれたのですが、
さすがに眼光は鋭いものがあり、その奥には厳しいながらも優しさのある光を
たたえておられました。

パソコンとブギーボードを使いながらの会話でしたが、
彼の一言一句は非常に強くそして重いものがありました。

お話しの中で「百店舗を目指そう!」というお言葉が出た時は仰天して、
思わず「え?」と反応してしまったのですが、彼はあの眼光で睨み返されました。

「あ、そういうレベル感で取り組んじゃダメなんだ。
やるならそのくらいのスケール感をもって取り組まなくちゃいけないんだ。」と
改めて再認識しました。本当に刺激的なひと時でした。

まだ1ヶ月です。ようやくスタート地点に立ったにすぎません。これからが勝負です。
しかしこの1ヶ月は私たちの進むべき道が確かなものかを
確認するとても貴重な時間でもありました。

この御礼は当店のさらなる発展という形で示し続けてまいりたいと思います。
皆さまのご厚志を無駄にすることなく、誰もがありがとうをもらえる社会を
次世代にバトンリレーできるようスタッフ一同で邁進してまいります。