今日は東京マラソンでしたね。
走りきれなかったら起業は出来ない!と背水の陣で臨んだのが懐かしく思い出されます。
そして5年後の今、先日行われたベリーベリースープ全国会合で「理念達成」を意味する最優秀オーナー賞という名誉にあずかる僥倖に恵まれました。
これもひとえに理念を具現化するスタッフ、そして周りの支えのおかげです。
おかげ様でありがとうの種は今年1月14日付を持って「一般社団法人」に移行し、社会的責任はより一層重くなりました。
しかし法人になったからと言って個人事業時代から底流にある精神は変わりません。
ろう者問題はこれまで「かわいそうだ」という上目線に基づいた「慈善アプローチ」や聴者が築いた社会への適応を求める「福祉アプローチ」が取られてきました。
これを私たちは「リハビリテーション」という名の下に矯正・訓練によって解決されるのではなく、社会的抑圧の除去に当事者としてビジネスで解決を試みようとしています。
そもそも、慈善や福祉によるアプローチで福祉漬けになる人はどうしても「何が与えられているか」にばかり着目します。他の誰かになりたかったり、羨んだりします。
このように受け身になればなるほど不平不満ばかり表明します。
そうではなく、自分自身とまっすぐ向き合い、身につけている自分の能力をどう使うかに注目するようにしています。足りないものがあれば、自らどうやって補うかを考えます。そこに不平不満は存在しません。
これは法人以降も揺るぎのない精神性としてこれからも存在し続けます。
桜が満開になる頃、当事者による当事者のさらなる雇用創出を目指して二号店を開業します。
これからも当法人の行く末を見守って頂けますと幸甚です。