一般社団法人ありがとうの種は、2021年12月1日をもちまして創業10周年を迎えます。この節目を迎えることができたのは、皆さまからの多大なるご支援の賜物であり、改めまして深く感謝と御礼申し上げます。
2011年12月に『誰もがありがとうをもらえる社会』を社名の由来として、当事者問題は当事者自ら動かないかぎり本質的解決にならないという想いを持った会社として創業いたしました。
東日本大震災や新型コロナウイルスなど大きな環境変化もあり、ビジネスモデルも練り直しを迫られざるを得ない時期もございましたが、10年という年月を重ね、飲食事業のみならず、教育支援事業も1つの成長エンジンとして育っている事には、前だけ向いてひたすら前進してきた方向性に間違いなかったと安堵しております。
現在、新型コロナウイルスの影響は非常に大きいものがあり、当法人も例外ではありません。世界的にも未曽有の危機が叫ばれています。でも私たちは『ありがとう』という言葉は前を向いていける魔法の言葉だと思っています。
少しでも「ありがとう」をおすそ分けしたくこの度、創業10周年を記念して感謝イベントを12月5日(日)・19日(日)の2回に分けて開催します。全国各地でろう者・難聴者として主体的に事業を手掛けている企業・団体さまをこの機会に紹介し、正しい認知と理解の普及につなげるお手伝いをいたします。
ここに紹介する企業・団体さまは当事者問題を福祉ではなくビジネスで解決を目指しています。まさに当法人が目指す世界でもあります。『保護よりも機会』を追求する姿勢をぜひご覧ください。
最後になりましたが、これからも1年1年を大切に積み上げながら次の5年、10年につなげていけるよう誠心誠意努力を重ねて参ります。今後も格別のご愛顧ならびにご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。
一般社団法人ありがとうの種
代表理事 柳 匡裕