『仕事旅行』と提携しました

暦の上では立春です。今年は珍しく暦通りにここ数日暖かったですね。
ただ、天気予報では明日以降、寒波が戻って雪も降るようです。インフルエンザも猛威を奮っているのでくれぐれもお気を付け下さい。

ちなみに-Social Café-Sign with Meではウイルスが死滅しやすい湿度帯(50%台)にしています。健康はスープだけでなく空間も意識しています。どうぞ癒されにお越しください。

今日はありがとうの種が手掛ける『学び事業』のひとつにカフェ研修がありますが、より多くの方々に受けやすくしてもらうため、この度、合同会社仕事旅行社と業務提携したことをお知らせします。

じつは、このカフェ研修には個人的な思い入れがあります。

前職では障害者の就労支援に携わったのですが、感じたのは「働き方」をこれほど模索する時代はないと思ったことです。以前は「お金を稼ぐ=生活していくため」といった世俗的な回答が大半でしたが、終身雇用制度の崩壊と相まって最近は「自己表現」という回答が目立ち始めています。多様な価値観、生き方、ライフスタイルを模索、追求する時代と言えるかもしれません。

ただ、そのために様々なジャンルの仕事を体験するということは離職の数が増えるため、履歴書が汚くなり、採用担当から敬遠されやすくなるという問題が出ます。これでは本末転倒です。

そのために大学等ではインターンシップ(職場体験)制度の導入が盛んです。ただし、単位認定を伴うケースが多いため、体験期間や職種において硬直化しやすい問題があります。

その点、合同会社仕事旅行社が提供する「仕事旅行」は様々なジャンルの仕事を短期間で体験出来るというサービスが売りです。

学生のみならず、就労中の身でも憧れの職業や気になる職業を気軽に短期間で体験出来るというのは大きな価値があると思います。また、受け入れる側としても自分の仕事を見つめ直すとても良い機会です。

この「仕事旅行」は以前から注目していたのですが、当店がテレビで紹介されたことをきっかけに「仕事旅行」から直々にオファーをいただきました。非常に光栄なことであり、ありがとうの種としてもカフェ体験を通して手話と筆談による接客の可能性をたくさんの人に知ってもらえるチャンスと判断し、業務提携しました。

先日、早くも島根県から「旅人(サービス利用者)」がお越しになり、手話&筆談カフェで働く旅を体験していただきました。

彼女は島根県を訪れる外国人のホスピタリティ支援に携わっており、音声以外のコミュニケーションの可能性を体験するために当店に「仕事旅行」したそうです。

このように仕事に悩む人も、自分の仕事を通してもっと学びに繋げていきたい人も、これからのヒントになったり、社会にとって手話の良き認知につながっていけるよう、ありがとうの種として大切に育てていきたいと思います。