2012年2月の記事

あこがれの力 ーロールモデルー

今日は雪。

二番目のムスコ(三歳)は最近目を離すとすぐランニングシャツに麦わら帽子、ビーチサンダル姿になる。

今朝はさすがにびっくりした。目を離したら例のファッションで鼻水垂らしながら庭で雪遊びしていた。

これはさすがにヤバいとばかりに懸命になだめすかして重ね着させたが、足元だけは頑なにビーチサンダルだ。

元気いっぱいなのは嬉しいが何がそこまでムスコを頑なにさせるんだろう?とずっと不思議に思っていたが、近くのコンビニに貼ってあったポスターでようやく判明した。

ONE PIECE(ワンピース)

世俗にすっかり疎くなった私はこのキャラクターが国民的存在になっていることすら知らなかった。

ムスコは最近、言葉を指文字で表出することが増えてきた。その中に先述の「ワンピース」が出てくるわけだが、その時の私は男の子なのにワンピースが好きってどういう事なんだろう??と頭を悩ませていた。

今更ながら胸のつかえが取れてホッとしているわけだが、改めて気づく事があった。

「あこがれの力」

氷点下の真冬でもワンピースになりたがる。本人も絶対寒いと感じているにも関わらずにだ。

それだけワンピースという存在感がムスコの中で大きな求心力になっているのだろう。

ありがとうの種も同じだ。

ここではろう者を指すが、ろう者が活躍出来る場は現状、まだまだ限られている。表向き、社会はろう者をはじめあらゆる人々に門戸を開きつつあるが、能力発揮出来る環境の整備はまだだ。

頑張れば夢は叶う

よく聞くフレーズだが、実はこれまで口にすることはなかった。ろう者の大人がろう児にどれだけ「あこがれ」を与えられるかどうかという問題の前に易々と口に出せなかったからだ。

そういう問題を解決するためにありがとうの種を創った。

あこがれの力はどんな苦難も乗り越えるパワーを生み出してくれる。それを提供出来る環境整備にこれからも注力していきたい。ムスコのためにも!

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マスクリア

こんにちは。

先日、昔から懇意にさせて頂いている(株)UDジャパンの内山社長から手話者にお勧めのアイテムがあると「マスクリア」を紹介されました。

マスクリア

2010年頃、新型インフルエンザが世界的大流行(パンデミック)した時、日本でも大騒ぎになったのは記憶に新しいところです。

当時、手話者の間で非常に困っていたのがマスクでした。

※手話という言葉から誤解されやすいのですが、手話という言語は手指だけで表出して完結する言語ではありません。顔の表情等を中心としたNMM(非手指動作)という要素があって初めて手話言語として成立します。 

マスクをされると顔半分が覆い隠されて、NMM(非手指動作)を表出することが出来ず、何を言っているのかわからないのです。

しかし、当時はどこもかしこもマスク着用!という空気が蔓延して、マスクを外して話してくださいとお願いしても困った顔をされるところがほとんどで最後は頼みづらくなってしまうパターンに陥っていました。

手話通訳を職業とする方々もすごく困っていたと聞きます。通訳したいのに出来ず、商売あがったり状態でしたから。

その頃、隣の韓国では透明マスクが売り出されて大ヒットしていました。もちろん日本のデフコミュニティでもその話は瞬く間に広がりました。

ただ、その頃の透明マスクはお世辞にも見栄えも使い勝手もいいとは言いづらいものでした。それが2年を経て、サングラスっぽい形状のマスクにブラッシュアップしていったのです。

その「マスクリア」を韓国から輸入販売している(株)ムーヴ・オンの冨田社長にもお会いしました。

日本でも医療、食品関係で導入が進んでおり、お客様への衛生はもちろんですが「笑顔」や顔が見えることの「安心」をお届け出来ると評判だそうです。

富田社長は-Social Café-Sign with Meを通して手話者をはじめとするあらゆる方々にこういう画期的なアイテムがあるということを発信出来ればと話されていました。

ここでちょっと余談だけど大事なこと。
手話者がイニシアチブを取れる環境を作ることによって、このような商談が当事者に舞い込む。これまで環境がなかったために隅に追いやられ、得られにくかった「働く喜び」がここにはあります。

ただ、カフェはスタッフも商品のひとつです。お客様が「マスクリア」を装着したスタッフを見て違和感、嫌悪感とか感じたらサービスになりません。

そこでサンプルをいただき、しばらくトライアルすることにしました。

-Social Café-Sign with Meにお越しの皆様へ
どんな感想・意見でもよいのでコメントしていただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

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オルタナS掲載に思うこと

いつも応援ありがとうございます。

この度、若者とソーシャルを結ぶサイトとして有名な

オルタナS」に弊団体事業の-Social Café-Sign with Meが紹介されました。

これまで障害者の起業は福祉視点で語られがち。
本当の自立を目指すという意味でビジネス誌掲載はひとつの目標でした。

そういう意味で環境ビジネス、企業の社会的責任、社会企業家、オーガニック、フェアトレードなどビジネスの可能性を探るビジネス誌「オルタナS」掲載は素直に嬉しく思っています。

私たちが目指す「誰もがありがとうをもらえる社会」は性別・年齢別・障害の有無・出身・人種等すべて関係なく一人ひとりが主役になれる社会を意味しています。

この考え方をベースにビジネスをしていくというのは別段目新しいことではないです。
日本は「エコノミー」を「経済」という訳語におきかえた国です。

この「経済」は「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」という漢語から来ているそうですが、その訳語が定着した背景には近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」のような文化があったからだと思います。

働くという言葉自体も「傍(はた)を楽(らく)にする」という語源説もあるくらいです。

正しいかどうかはさておいて、日本企業は昔からこのような考え方をベースにビジネスしてきたのだと思っていますし、信じています。

私たちも愚直にビジネスを通して「誰もがありがとうをもらえる社会」を目指していきます。
応援よろしくお願いいたします。

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